平屋建て間取りの考え方
トイレの位置を考える
・ 玄関に近すぎるトイレ
ひとむかし前には、トイレはお客さんも利用する前提で、玄関の近くに配置していました。
ちなみに、昔は電話機も下駄箱の上に置いたりしたものです。
トイレのドアが玄関から直接見えるのはいかがかなと思います。
玄関に近いと、水を流す音や余計な音も気になるときがあります。
ハウスメーカーの間取りを見ることもよくありますが、この位置でいいのだろうかと思う時があります。
建売など購入して住んでみると、あまり気にならなくなったりもしますが、計画中でしたら少なくても、扉は玄関から見えない位置に配置するのが望ましいです。
・ 洗面所経由のトイレ
計画中に洗面所からトイレに入る間取りになることがあります。
夫婦2人とか家族が少ない場合にはさほど気になりませんが、来客があったり、年頃の女性がいる場合、浴室が使えなかったり、誰かが入浴中にトイレが使いにくくなります。
・ リビングに接したトイレ
リビングからトイレに入る間取りも感心しません。狭くてもホール(廊下)が欲しいです。
どうしてもという場合には、リビング側につい立てや、本棚などの家具類を置いて目隠しする方法もあります。
・ 寝室の近くにトイレ配置
高齢者の場合、寝室の近くにトイレを配置すると夜が楽で、ヒートショック対策をしておくといいでしょう。
※ 平屋でも、家族が多い場合や、高齢者が同居している場合などには、トイレを2ヶ所設置できるととても便利です。
浄化槽が必要な地域はトイレの排水経路と敷地の高低差も考慮する必要があります。